■三国志でバトルロワイヤル
234 名前: 無名武将@お腹せっぷく 投稿日: 01/10/16 02:02
関羽は突然、上を見上げた。
「!」
何を思ったか彼は「竜殺し」を空へぶん投げた。
草むらからそれを眺めていた沮授は関羽に気がふれたのかと思った。
――そのとき、関羽達のはるか上空で爆音が響いた。
陸抗の搭乗中のヒューイコブラを関羽はしとめたのだ。
空から落ちてくる「竜殺し」を受け止めると何事もなかったかのように関羽は歩きはじめた。
「こんな化け物の相手をしなければいけないのか・・・」
さすがに沮授もこれには恐怖をおぼえた。
――とにかくここは関羽に見つからぬようにやりすごそう・・。
235 名前: 無名武将@お腹せっぷく 投稿日: 01/10/16 02:03
【陸抗 死亡確認】
236 名前: 無名武将@お腹せっぷく 投稿日: 01/10/16 02:04
「我は覇王なり!天に最も近き者、袁紹なるぞーッ」
袁紹は頭にきていた。せっかくこの袁紹が仲間にしてやろうと
郭嘉という軍師ふぜいを誘ってやったのにあっさり断られたことに・・・。
「と、殿やっとみつけましたぞ」うしろから声をかけてきたのは審配だった。
「うぬ、おまえも我のことを笑いにきたのか!」そういうと袁紹の矢は審配を射抜いた。
【審配 死亡確認】
237 名前: 無名武将@お腹せっぷく 投稿日: 01/10/16 02:05
――せっかく出会った孔明とはぐれるとは何たる失態。
趙雲は焦っていた、ここ数日の自分はまるで本当の自分ではないようにも感じた・・。
――いや、むしろ、自分は本当はこの程度の武将なのではないかとも思えてきた。
まわりの過大評価が重圧にも感じる。俺は本当は・・・・。
そのとき趙雲は人の気配を感じた。
ふらふらと現れたのは王粲(オウサン)だった。
「やあ、君は趙雲ではないか・・・。君に伝えたいことがあるのだよ」
「はて?」趙雲はなんのことか分からなかった。
「うふふ、俺は自分の記録は守るよ、毛唐なんぞには俺の記録は破らせん、どんな汚い手を使ってもだ。」
趙雲は理解した、王粲(オウサン)は頭がおかしくなったんだ、状況が理解できていないのだと・・・。
「御免!」趙雲は王粲(オウサン)を斬って捨てた。「すまぬがあなたは新しい時代に必要な人物ではない」
【王粲(オウサン)死亡確認】
238 名前: 無名武将@お腹せっぷく 投稿日: 01/10/16 02:14
「献帝さんよお」献帝はうろたえた、参加者がこんなところへ来るはずがないのだ。
あまりに急なことで献帝は首輪のことも忘れていた。
声の主、孫堅は続けた。
「ひとつ確認したいことがあって戻ってきたんだが・・」
「何だ・・」献帝はかなり焦りながら返答した。
「この戦に生き残ったら武功を金子で払ってくれるんだろうな?」
「武功を商いとするのか?」
「位より財力を蓄えよ というのが孫家代々の教えなんでね」
「よ、よかろう、お前が望むだけ払おう」献帝はとりあえずこの場を収めたかった。
「それをきいて安心した、それじゃあ、俺も戦場に戻らせてもらうぜ」
孫堅は脱兎のごとく去っていった。
239 名前: 無名武将@お腹せっぷく 投稿日: 01/10/16 02:44
安全だと思われる地点まで来ると、杜預は与えられた袋を確認してみた。
中身は…『春秋左氏伝』だった。
その瞬間、杜預は全てを忘れた。
杜預、『春秋左氏伝』に没頭中・・・
240 名前: ■■■■ ランペルール ■■■■ 投稿日: 01/10/16 04:48
光栄の最高傑作ランペルールについて語れ。
タレイラン「くれるものはもらっておこう。」
241 名前: 無名武将@お腹せっぷく 投稿日: 01/10/16 09:53
呂布はまぶしすぎる朝日で目覚めた。
自分の身体が自分の物ではないように感じられたが次第に
その感覚にも慣れ、自分の置かれた状況を冷静に分析しだ
した。
確か自分は項羽にゲーム開始2分で殺されたのではなかっ
たかと。いったいここはどこなんだ?ゲームが始まってど
のぐらいたったのか?
しかし、おいてあった鏡にうつる自分の姿を見てそのよう
な疑問がすべてふっとぶほど呂布は衝撃を受けた。
そこには見なれた顔が写っていたのだが髪も瞳も銀色に輝
いている。
どういう事だ!?髪をかきむしろうとしたその手も、生身
のものではない。呂布はそのような疑問を振払うように全
力で走り出した。
呂布 しろがねとなり戦線復帰。
242 名前: 長文になってしまった(;´Д`) 投稿日: 01/10/16 10:23
黄権は彷徨っていた。
只の文官たる身で、殺し合いなどに参加出来るわけがない。
なんとかして劉璋様一派と合流するしか生き延びる手だては無いと確信していた。
黄権「・・・・・ん?」
森の中、少々入ったところに生えている木に剣が刺さっていた。
黄権の支給品は、中華鍋である。生き延びるには剣が必要だった。
黄権「誰かは知らぬが、ここで生き絶えた者が居るのか・・・」
役得、とばかりに剣を取ろうと森に踏み入ろうとしたとき---
??「待て、黄権。」
黄権「!!?」
森の中、姿は見えないがそう遠くない位置から声を掛けられた。
??「一つ、問う。お前はこのゲームに乗っているのか?」
黄権「・・・馬鹿な。主君の為に散らす命は有っても、こんな無意味なゲームで散らす命は持ち合わせておらん。
・・・・・そなたも、そうであろう?張任。」
張任「ふん・・・」
木陰から姿を現したのは、蜀の「鉄壁守将」張任であった。
だが、その位置からは動こうとはしない。
張任「そなた、一人か。」
黄権「ああ。」
張任「今、何をしている?」
黄権「劉璋様及びその配下武将を探していた。ここでそなたに会えたのも僥倖じゃ。
そなたは何を?」
張任「目的は同じだ。今は少々休憩をしていたところだ。」
黄権「そうか、ならば近くに寄っても良いか? 私も疲れた。」
張任「・・・・それは無理だな。」
黄権「・・・何故。」
張任「その剣から私の位置まで、複数の罠を仕掛けて有る。剣の周りを良く見てみろ。」
剣の刺さった木を見ると、足下に紐が掛けられていた。
その紐を追って目を走らせると、木の上に大小様々な岩が仕掛けられていた。
うかつに剣を取りに行けば、無傷では済まなかっただろう。
こんな罠が、張任の元までいくつも仕掛けられていたのか。
黄権「・・・なるほど。」
張任「そういう訳で、ここまで到達するには相当な骨だぞ。」
黄権「連れない奴じゃの。」
張任「まぁ、そう言うな。私もそろそろ動こうと思っていた所だ。護衛が必要なのだろう? 同行しよう。」
黄権「やれやれ。休憩はまたの機会か。」
【黄権&張任同行する事に】
【黄権 中華鍋】
【張任 普通の剣】
243 名前: 242 投稿日: 01/10/16 10:26
242=190です。
>> 209-210氏、こんな感じで赤β昭(張任差し替え)を書こうと思っていました。
期待に添えなかったかもしれませんね。ご了承を。
244 名前: 242 投稿日: 01/10/16 10:29
って、190じゃなくて191だ(;´Д`)
245 名前: お願い 投稿日: 01/10/16 10:52
賈文和もやってくれよ
かきこむだけじゃなくて
246 名前: 無名武将@お腹せっぷく 投稿日: 01/10/16 11:02
>>241
どうしても呂布を生き返らせたいのはわかるが、
それをするとみんな思い入れのキャラでやるかもしれんし、
また死んだ時、また生き返ると思っちゃうし、
死が軽くなるから却下。
247 名前: 無名武将@お腹せっぷく 投稿日: 01/10/16 11:44
陳宮のほほは涙でぬれていた。
>> 241 は陳宮の見た夢だった。
どんなに現実から目をそらそうとしても呂布の死は現実のものだった。
248 名前: 無名武将@お腹せっぷく 投稿日: 01/10/16 11:45
>>241
生き返りを認めると、おきにの武将を生き返らせが横行し
死(そもそものバトルロワイアル)の趣旨が有名無実となる。
却下。
しろがねとなった、と思いきや、全てジェイコブズラダーみたく
死を認めたくない意識が今際の際の呂布の脳に見せた夢・幻であった。
呂布、死亡確認
249 名前: 248 投稿日: 01/10/16 11:46
>>247
うお、かぶった。しかも内容まで。
■生き返りがきっぱりと却下され、夢オチで処理された。まあ確かに1st序盤の呂布のズガンはあんまりではあったが……ちなみにあのクラスのズガンだと今では絶対に通らない。
何気に漫画・映画ネタ多し。