■三国志でバトルロワイヤル
224 名前: 無名武将@お腹せっぷく 投稿日: 01/10/16 00:24
郭准(誰か来ます。)
曹真(物音を立てるなよ。その扉の影に移動するのだ。)
郭准(あっ!あれは程武ですよ。)
「お〜・・・むぐぅ!」
曹真(郭准待て。)
郭准(何故です将軍?程武は我々の仲間ですよ。)
曹真(よく見てみろ。片足を引きずっている。)
郭准(足を怪我している様ですね。直に手当てしないと・・・。)
曹真(だから待てと言っているのだ。よく現状を考えてみろ。
程武は文官だ。しかも怪我をしている。
あいつを助けても御荷物にしかならない。)
郭准(ま、まさか将軍!)
曹真(そうだ。今は非常事態だ。仕方が無いのだ。)
郭准(しかし・・・。)
曹真(・・・覚悟を決めろ。)
郭准(・・・分かりました。)
曹真(程武が、武器庫に入った所を二人で不意打ちする。
お前は、そっち側の影に隠れろ。)
郭准(・・・はい。)
225 名前: 無名武将@お腹せっぷく 投稿日: 01/10/16 00:27
陸抗「一体私に何をせよと…」
陸抗AHーTヒューイコブラ搭乗中
226 名前: 無名武将@お腹せっぷく 投稿日: 01/10/16 00:29
張儁乂「私の爪も没収とは、美しくありませんね。」
張儁乂「そういえば一体何が入っているのでしょう。」
??「日本は天皇を中心とする」
張儁乂「美しい!!」
張儁乂は助っ人として森皇帝を手に入れた!!
227 名前: 無名武将@お腹せっぷく 投稿日: 01/10/16 00:42
菅亥は息を整えた。寒かったし、疲れてもいたが、特に気にはならなかった。
何しろ、彼にとって最大の使命を果たすときがきたのだから。
――黄巾の戦士として。
覚悟はいいですか、戦士パトリーキ・コーキン・カンガイ?
頭の中、太賢良師チョーカクが訊いた。その声は、黄巾の下、彼が身に着けた
太賢良師の神秘の御札(そこらの農民から買ったただの紙切れの、しかし菅亥
は神秘の御札だと信じているそれ)から届いてくるようだった。
(中略)
よろしい。あなたは聖なる教徒コーキンの生き残り。選ばれた戦士です。黄天
の空があなたを包むでしょう。――ん?何か?
いえ。いえ。ただ、チョーカク様。私と同じく戦士だったルーキン・コーキン・
カギは死んでしまいました。彼は――
彼は最後まで戦いましたよ、カンガイ。
228 名前: 無名武将@お腹せっぷく 投稿日: 01/10/16 00:42
ああ。ああ。やっぱり。けれど、けれど、彼は敗れたのですね、悪に。
ああ、まあ、そうです。えーと、それはしかしですね、彼が所詮農民の出身に
過ぎなかったからです。あなたとは違います。とにかく、細かいことは気にし
ないように。何より、彼のためにも、戦うのです。そして、勝つのです、カン
ガイ。よいですね。
――はい。
(中略)
それから、両刃の短剣を鞘から抜き出した。顔の前に両手で構えた。
姜維の背中が見えていた。がらあきだった。
今です。今こそ、あの敵を討ち倒すのです!
はい!
229 名前: 無名武将@お腹せっぷく 投稿日: 01/10/16 00:43
カンガイは音を立てないように茂みをかわし、だっ、と姜維の方へ走った。
わずか刃渡り五寸の短剣の周りに光が噴き上がり、それは長さ一丈の伝説の剣
に変わった。光の剣は邪悪な怪物を一直線に貫き通すだろう。
姜維は左手で髪を整えながら、右手ですっと孔明式連弩を抜き出すと、降り返
ることもなく腕だけを背後へ伸ばして、二度、引き金を絞った。一発目が菅亥
の胸に当たってその動きを止め、二発目が正確にその頭を撃ち抜いた。
姜維「三国志Zの俺の顔グラとてめえらの格好がかぶるんだよ!」
戦士パトリーキ・コーキン・カンガイは太平の国へ旅立った。
菅亥死亡確認
230 名前: 無名武将@お腹せっぷく 投稿日: 01/10/16 00:45
程武「ハァ・・・ハァ・・・
武器庫か・・・七星宝剣とか置いてあるかもな・・・。」
曹真(来たぞ・・・。)
郭准(ゴク・・・。)
ガタッ・・・
曹真「郭准今だっ!」
郭准「うおぉぉぉぉぉっ!」
程武「ひっ!?」
曹真「か、郭准!手だっ!手を押えろっ!
こいつ!腰に短剣をぶら下げているぞっ!」
程武「うわぁぁぁぁっ!曹都督っ!?郭将軍っ!?
何をするんですっ!?や、止めて下さい!?」
郭准「うっ・・・。」
曹真「耳を貸すな郭准っ!我々が生き残る為だっ!」
郭准「は、はいっ!」
程武「く、苦し・・・かはぁ・・・くっ・・・」
曹真「郭准っ!手を離すなっ!」
郭准(すまない!すまない!すまない!)
程武「・・・・・・・・・・・・」
曹真「はぁはぁはぁ・・・。」
郭准「うっ・・・ぐすっ・・・ひっく・・・。」
曹真「・・・泣くな・・・郭准・・・。戦場では・・・よくある事だ・・・。」
郭准「ひっく・・・分かっています。
・・・しかし・・・
しかし・・・。」
【程武 死亡確認】
231 名前: 無名武将@お腹せっぷく 投稿日: 01/10/16 00:48
賈文和「王手じゃな。」
トウガイ「待った無しですか?」
賈文和「あたりまえじゃ。」
卑弥呼「あなた方には殺し合いをしている自覚はないんですか…」
トウガイ「そういえば吉平さんは?」
洛陽の訓練所
吉平「リュックの地図はここで合ってるな。」
彼が隠し扉を開くとそこには…
232 名前: 無名武将@お腹せっぷく 投稿日: 01/10/16 01:00
>>229
>姜維「三国志Zの俺の顔グラとてめえらの格好がかぶるんだよ!」
これ名台詞だな(藁
233 名前: 無名武将@お腹せっぷく 投稿日: 01/10/16 01:03
吉平「すごいさ、確かにすごいさ。だけどな…」
そこにはガウ攻撃空母が保管されていた。
吉平「一応一人で起動可能らしいが、最早武官文官の差が…」
この戦い、完全に知力・体力・時の運です…
■ロワらしい展開に混じってネタもちらほら。『支給品が人』というのはパロロワラジオで「こんな支給品は嫌だ」的な話題でネタにされた。さすがは大学ロワと双璧を成すカオス。
ところで今更だが吉平って誰?